6月23日、楽天生命パーク宮城で楽天対北海道日本ハムの第1回戦が行われる。楽天はオリックスとの開幕3連戦を投手陣の活躍が光り2勝1敗で勝ち越した。北海道日本ハムも開幕3戦を戦い2勝1敗と勝ち越しに成功。21日の試合では3選手にホームランが飛び出しチーム15安打と、打撃陣の活躍に期待だ。ここから同一カードで6連戦とハードな日程が続くため、両軍総力戦で挑むことになる。初戦から勢いにのりたい両軍の見どころを紹介する。

【昨季対戦成績】
楽天→13勝11敗　北海道日本ハム→11勝13敗

【練習試合成績】
楽天→6勝3敗2分　北海道日本ハム→6勝3敗3分

【昨季成績】
【楽天】弓削隼人投手 8試合3勝3敗 43.1回 34奪三振、防御率3.74
【北海道日本ハム】マルティネス投手 公式戦登板なし

　楽天の先発は2年目の弓削隼人投手。9日の練習試合に登板すると4回5失点と課題は残ったものの、開幕ローテーション入りを決めた。193センチの高身長左腕は持ち前の打ち取る投球で今季初勝利をあげることができるか。楽天打線の注目はFA移籍を果たした鈴木大地選手。開幕戦ではランナー満塁のチャンスでライトへの勝ち越し適時打を放ち通算1000本安打を達成するなど勝負強さを発揮した。新天地でもシーズン通してチームを牽引したい。

　対する北海道日本ハムの先発はマルティネス投手。14日の巨人との練習試合では、5回5安打2失点という内容だった。2018年シーズンは2桁勝利をあげているものの昨季は右前腕屈筋損傷で1軍登板はなかった。今季完全復活に燃える右腕の力投に期待だ。打線では4番・中田翔選手に期待したい。21日はアンダースローの埼玉西武・與座海人投手から先制1号ソロを放ち、2年連続となるチーム1号を記録。開幕3連戦ではチーム唯一の3試合連続安打と開幕にきちんと調子を合わせた。昨年王者埼玉西武を勝ち越しての好スタートをきった北海道日本ハム。好調4番の一打で勝利を掴むことができるか。

文・北嶋楓香