鈴木大地の通算1000安打目となる決勝打で楽天が開幕戦白星スタート!

パ・リーグ インサイト

2020.6.19(金) 21:18

東北楽天ゴールデンイーグルス・鈴木大地選手(C)パーソル パ・リーグTV
東北楽天ゴールデンイーグルス・鈴木大地選手(C)パーソル パ・リーグTV

 6月19日、京セラドーム大阪で行われたオリックスと楽天イーグルスの開幕戦は、9対1で楽天が勝利。三木新監督の初陣を白星で彩った。

 楽天は初回から4番・浅村栄斗選手にヒットが生まれるなど、オリックスの先発・山岡泰輔投手の立ち上がりを攻め立てる。すると2回表、新加入の6番・ロメロ選手の二塁打を皮切りに、1死3塁のチャンスで8番・太田光選手の犠牲フライが生まれ、1点を先制。女房役がまずはバットで貢献し、「執念で打ちました。一生懸命走ってくれたロメロのおかげです。」と笑顔で語った。

 楽天の先発は、2年ぶり6度目の開幕投手となる則本昂大投手。まずは初回、オリックスの先頭・T-岡田選手を内野ゴロに打ち取ると、テンポ良く、打たせて取る投球で2回までパーフェクトに抑える。

 しかし3回裏、則本投手にピンチが襲い掛かる。先頭の7番・若月健矢選手に四球を与えると、内野安打と犠打で1死2,3塁に。ここでT-岡田選手に犠飛を許し、1対1の同点に。その後、2死1,3塁で吉田正尚選手を迎えるも、ここは則本投手が執念を見せる。外角低め直球で見逃し三振に抑え込み、勝ち越しを許さない。

 その後は、開幕戦にふさわしい息詰まる投手戦が続き、両開幕投手が7回まで0を並べていく。すると、山岡投手が7回5安打5奪三振1失点の好投で先にマウンドを降り、2番手・神戸文也投手にバトンをつなぐ。

 その神戸投手を、楽天打線が攻め立てる。先頭の太田選手が二塁打で出塁すると、続く辰己涼介選手のバントヒット、四球で無死満塁のチャンスを演出する。ここで、2番・鈴木大地選手がライトへ値千金の2点タイムリー。通算1000本安打目となるメモリアルな一打で勝ち越しに成功した。この一打で楽天打線がさらに勢いづき、浅村選手や島内宏明選手の適時打などでこの回一挙8得点を奪い、9対1と試合を決定づける。

 楽天先発の則本投手は、7回1安打無失点の圧巻のピッチングでマウンドを降り、8回裏は牧田和久投手、9回裏はJ.T.シャギワ投手の新加入コンビが無失点で抑え、9対1のまま試合終了。楽天が開幕戦を勝利で飾った。

 勝利した楽天は、開幕投手の則本投手が7回1安打3奪三振1失点とほぼ完璧なピッチング。打線は、鈴木大選手の通算1000本安打目となる殊勲打などで8回に一挙8得点と爆発した。一方敗れたオリックスは、打線がバントヒットのわずか1本と沈黙。好投した山岡投手を援護できず、開幕戦9連敗となった。

  123456789 計
楽 010000080 9
オ 001000000 1

楽 ○則本昂大-牧田和久-J.T.シャギワ
オ 山岡泰輔-●神戸文也-吉田一将-澤田圭佑-荒西祐大

文・岩井惇

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