今回も好投手対決。オリックスの左キラーか、楽天の安打製造機か

パ・リーグ インサイト

2018.4.11(水) 09:32

4月10日、京セラドーム大阪でオリックスと楽天が今季初対決。結果的に楽天が4対2で勝利を収め、オリックスはパ・リーグ単独最下位に。11日は今カード2戦目が行われる。ここでは10日の試合を振り返りながら、11日の試合の見どころを挙げていきたい。

【今季対戦成績】
オリックス→0勝1敗0分、楽天→1勝0敗0分
【昨季対戦成績】
オリックス→8勝1分、楽天→16勝1分

10日の試合は、楽天が岸投手、オリックスが金子千尋投手というエース級対決となったが、金子千尋投手は立ち上がりから本調子とは程遠かった。連打と被弾と自身の暴投で5回4失点と崩れ、打線の援護も2点のみ。4対1で勝利した楽天打線も好調とは言い難いものの、それ以上に投打で精彩を欠いたオリックスが5連敗を喫している。

楽天が1勝した状態で迎える11日のカード2戦目、予告先発はオリックスがアルバース投手、楽天が辛島投手だ。アルバース投手は前回登板で6回1失点と好投し、来日初先発・初勝利を決めている。当然連敗を止める役割が求められるが、10日にも無失点リレーをつないでいる中継ぎ陣は頼れる存在だ。打線を乗せられるようなテンポのいい投球が期待される。

対する楽天の辛島投手も、前回登板で7回途中1失点と好投。援護がなく白星はつかなかったものの、だからこそ楽天打線は期するものがあるはず。今季初勝利を挙げた岸投手に続いてまずは1勝といきたいところだ。

この試合のキーマンとして、オリックスからロメロ選手とマレーロ選手、楽天から銀次選手を挙げたい。ロメロ選手は4番を任されながら打率.194と苦しんでいるが、10日の試合では岸投手から唯一得点を奪った。マレーロ選手も本調子ではないとはいえ一発があり、さらに左投手相手には打率.500をマークしている。左の好投手に対して本領を発揮できるか。

銀次選手は10日の試合で無安打だったが、巧みな二塁守備で投手を救った。打撃不振により一度スタメンを外されただけに、巻き返しを期す気持ちは強いはず。まずは守備からリズムを作り、類い稀なバットさばきを見せてほしいものだ。

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