メットライフドームで行われた埼玉西武とオリックスの3連戦は今日が3戦目。昨日は投打のかみ合った埼玉西武が勝利し、このカード2連勝、並びに開幕から怒とうの7連勝を飾った。開幕8連勝を目指す今日は、ウルフ投手が先発のマウンドに上がる。
対するオリックスは、現在3連敗中。連敗ストップを託されたのは、2年目の山岡投手だ。昨季、埼玉西武に対して防御率2.48と相性の良さを誇った右腕は、自身の今季初勝利とチーム4試合ぶりとなる勝利をつかむことができるか。
先制したのはオリックスだった。1回表、先頭の宗選手が四球を選ぶと、プロ初出場となったルーキー・福田選手がキッチリと犠打を決める。そしてここで3番・吉田正選手が中前に適時打を運び、宗選手が生還。理想的な攻撃で、オリックスが1点を先取した。
援護をもらったオリックス・山岡投手は、初回からテンポよく投球を続け4回まで1人の走者も許さない完璧な投球を披露。それに応えるように、オリックス打線も5回表に重盗で1点を追加し、2対0とリードを握る。
しかし、直後の5回裏、4番・山川選手、5番・森選手の連打などで1点差に迫ると、ここまで眠りについていた埼玉西武打線が突如目覚めた。7回裏、先頭の山川選手が安打で出塁し、5番・森選手の二塁打、6番・中村選手の四球で無死満塁の絶好機を迎える。そして7番・外崎選手が勝ち越しの2点適時打。試合終盤でスコアを3対2とし、逆転に成功する。
さらに、8番・炭谷選手の犠打を相手野手が悪送球する間に1点を加えると、代打・栗山選手の犠飛、1番・秋山選手、2番・源田選手の連続適時打で追加点。この回打者一巡の猛攻で6得点を挙げた埼玉西武が、7対2と5点のリードを奪った。
その後埼玉西武は、小刻みな継投でオリックス打線の反撃を許さず。9回表に2点を失ったものの、最後は守護神・増田投手が後続を断ち試合終了。7対4で今カード3連勝を決めた。
7回の猛攻で逆転に成功した埼玉西武が、開幕からの連勝を8に伸ばした。先発・ウルフ投手は白星こそ付かなかったものの、6回2失点と試合を作り、6人の中継ぎ陣が奮闘。打線も9安打7得点と効率の良い攻撃で援護した。
一方のオリックスは、先発・山岡投手が試合終盤に崩れて逆転負けを喫した。来週から本拠地での試合が続く。ホームのファンの前で連敗を止めたい。
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