自宅待機の時間を「プラスに考えていけるように」
福岡ソフトバンクは31日からチーム活動休止を発表した。開幕に向け調整を続けていたナインたち現状を理解しており甲斐拓也捕手、内川聖一内野手は正直な気持ちを語った。
中村晃選手会長とともに選手会副会長の1人として三笠GMから活動休止の通達を受けた甲斐は「これ以上、感染が広がらないようにという決断ですから」と語った。
「野球がしたいという気持ちはありますよ」と正直な気持ちを口にしながらも「そういう気持ちはあっても、本当に他人事ではないですから、こういう判断を受け入れてやっていくしかない」と改めて気持ちを切り替えていた。
31日から自宅待機が続くが「自分の時間でできることがあると思うのでプラスに考えていけるようにしたい」と、チームを離れて過ごす時間を前向きに捉えた。
また内川も甲斐と同じく「受け入れるしかない」としたうえで、球団から出された不要不急の外出禁止の通達にも「当たり前のこと。そこまでしないと収まらない状況だし、感染を拡大させてはいけないという表れ」と口にした。
さらに「初めての経験で何をしたらいいのか正解はわからないが、家で待機するというのは僕らだけではない。学校が休みの子どもたちには『この機会に1年間勉強してきたことを見直して』と伝えたが、僕も自分がやってきた野球に対して『(状況が)復帰したらこうする』ということを考えてみたい。限られた中でMAXのことをやりながら『野球をやっていいよ』という時を待つしかない」と語った。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)
記事提供: