大学日本代表の主力だった佐藤、佐々木朗を「越えたい」と闘志燃やす横山
プロ野球も球春到来まであと少しとなり、ファンは新たなシーズンの開始にワクワクしているに違いない。春季キャンプのメンバーの振り分けでは、大物ルーキーたちが1軍でスタートするのかどうかに注目が集まるのは毎年恒例だ。
千葉ロッテは都内でコーチ会議を行い、石垣島で行われるキャンプの1、2軍の振り分けを決定。育成2選手を除く新人5選手全員の1軍スタートが決まった。特には最速163キロ右腕の佐々木朗希投手に注目が集まるが、全員が呼ばれたのは実力者揃いだという証拠。どんな選手たちなのか見ていきたい。
○佐々木朗希投手(大船渡高)
大船渡高時代には最速163キロをマークした“令和の怪物”。しかし、夏の岩手大会決勝では故障のリスクを回避するために登板を回避して甲子園出場を逃した。また、U-18ワールドカップでも右手中指のマメの影響で1イニングを投げただけと実力はベールに包まれる。「ひとり暮らしは初めてで不安」と話すなど、純粋で高校生らしい一面も魅力だ。
○佐藤都志也捕手(東洋大)
聖光学院高では2年夏、3年夏と甲子園に2回出場したが、指名漏れを経験した。しかし、東洋大では2年春に打率.483をマークするなど、捕手ながら俊足好打でブレークし、捕手、一塁手で4度のベストナイン。大学日本代表の常連となった。野球は幼い頃から祖父と一緒に巨人戦をテレビ観戦し覚えた。そんな祖父に買ってもらったキャッチャーミットを見えるところに飾り、活躍を誓う。
○高部瑛斗外野手(国士舘大)
東海大甲府では3年夏に「1番・中堅」として甲子園に出場。13打数4安打と活躍したが、清宮らのいた早実に3回戦で敗れた。国士舘大では1年秋からレギュラーを掴み、東都2部の歴代最多となる129安打。左足はコーラ柄、右足はピザ柄の靴下で入寮するなど、お洒落な一面も。
○横山陸人投手(専大松戸高)
地元・専大松戸高出身のサイドスロー右腕。同じ高卒右腕の佐々木朗を「いずれは越えたい」とライバル視し、最速163キロにも「キレだったり駆け引きだったりで勝負したい」と燃える。高卒ルーキーながら1軍キャンプに選ばれ、井口監督からも「佐々木と一緒に」と期待を寄せられている。
○福田光輝内野手(法政大)
高校時代には2年夏に甲子園優勝を経験した好守が売りの遊撃手。法政大では三塁守備も経験し、打撃でも4年春に打率.354のハイアベレージをマークした。実家は電器屋で、入寮時には空気清浄機を持参した。
(Full-Count編集部)
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