
◆日本生命セ・パ交流戦 2025 中日2―3日本ハム(21日・バンテリンドーム)
日本ハムは21日、中日戦(バンテリンD)を3―2で制し、最終戦を残し交流戦首位のソフトバンクに0・5差と迫り、優勝への可能性を残した。加藤貴之投手(33)は、先発で7回途中まで5安打2失点と好投。6投手の継投で中日の反撃を振り切り今季5勝目を挙げた。チームも3連勝でパ・リーグでは独り勝ち。今季最多の貯金14で、2位とのゲーム差は今季最大の3・5となった。
チームの勝利を喜びながら、加藤貴は反省の言葉を口にした。中日・高橋宏との投げ合いで、6回まで一発の1失点だけ。しかし7回先頭カリステに四球を許すと、山本に左前打でつながれ無死一、二塁で降板し「相手もいいピッチャーで、7回の先頭ああいうところをしっかりしないと、リリーフに負担がかかってしまう。そこはしっかりと反省したい」。それでも先発の仕事を果たし、チームに交流戦Vの可能性を残した。
自身も交流戦では3戦3勝。今季初めてのセ・リーグ主催試合での登板だったが、打席でも犠打を決めるなど、交流戦は与えられた役割を全うした。「一番大事なのは、交流戦が終わった後の試合。この交流戦で勢いついた選手もいますしね」と新庄監督。チームの交流戦Vを信じながら、再開するリーグ戦へ勢いを持って入っていく。
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