5月20日、京セラドーム大阪で行われたオリックスと千葉ロッテの第5回戦は、2対1でオリックスが勝利した。

　打線は両チーム無得点で迎えた3回裏、2死から廣岡大志選手の四球、西川龍馬選手の安打と暴投で2死2、3塁の好機を得る。ここで森友哉選手がセンターへの適時打を放ち、1点を先制した。

　先発の九里亜蓮投手は、初回先頭打者に内野安打を許したが、後続を3人で抑える。2回表は四球を与えながらも、併殺に仕留めると、3回以降は4イニング連続で3者凡退に打ち取る快投を披露した。

　しかし7回表、2四球で2死1、2塁のピンチを招くと、山本大斗選手に適時打を浴び、同点に追い付かれる。8回表は再び3者凡退に抑え、8回114球2安打3四球6奪三振1失点でマウンドを降りた。9回表はマチャド投手が2奪三振を含む3者凡退でつなぐ。

　1対1で迎えた9回裏、先頭の若月健矢選手が菊地吏玖投手が投じた2球目を完璧に捉えると、打球はレフトスタンドへ。サヨナラの3号ソロを放ち、2対1で試合終了。打線は4回以降5イニング連続で走者を出しながらも追加点を挙げられなかったが、若月選手が今季3度目のサヨナラ打を放ち、試合を決めた。西川選手は3安打、来田涼斗選手は2安打をマークしている。

　一方敗れた千葉ロッテは、先発の石川柊太投手が6回96球6安打3四球1奪三振1失点と試合をつくったが、移籍後初勝利はならず。打線が2安打1得点と援護できず、菊地投手が痛恨の一発を浴び、4月25日以来の連勝は叶わなかった。

　 １２３４５６７８９　 計
ロ ００００００１００　 １
オ ００１０００００１Ｘ ２

ロ 石川柊太-八木彬-中森俊介-●菊地吏玖
オ 九里亜蓮-○マチャド

文・筒井真桜

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