
◆パ・リーグ オリックス2―1ロッテ(20日・京セラD大阪)
ロッテ期待の22歳有望株・山本大斗外野手が、1点を追う7回2死一、二塁から一時同点となる右前適時打を放った。試合後、取材に応じ、「もう本当に打つことしか考えてなかったです。とにかく初球からいこうと思った結果がヒットになりましたね」と振り返った。
7回2死一、二塁。カウント2―1から相手先発右腕・九里の141キロの内角シュートを詰まりながらも右前に運んだ。二塁走者・安田の生還を見届けると、一塁ベース付近で山本は右手を大きく三塁側ベンチに掲げ、「よっしゃー!」と叫び、喜びを爆発させた。
この日の先発は、昨季オフにソフトバンクからFA加入した石川柊太投手。石川柊は今季6試合目ながら打線の援護点がなく、この日の6回まで計30イニング無援護が続いていたが、22歳の若武者が待望の援護点を献上した。「いい投球をしてもらっているんですけど、それは僕も守りながら思っていたので。次は、柊太さんに限らないですけど、ピッチャーが頑張っているときこそ早めに打てるようにしたいです。(打席の)感覚はずっといい。今日は打席の内容も悪くなかったし、明日も継続できればなと思いますね」とうなずいた。
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