
◆パ・リーグ 楽天2―5ロッテ(15日・東京ドーム)
土壇場でも自分の投球を貫いた。3点リードの9回。連敗脱出へ、ロッテ・吉井監督がマウンドへ送りこんだのは高卒2年目の右腕・木村優人投手だった。「いい緊張感を感じていました」。1安打1四球で1死一、二塁のピンチをつくったが、一発のある阿部を速球で一邪飛に仕留めると、続く堀内も速球で二飛に打ち取って試合を締めた。プロ初セーブを「いつも通りに攻めの投球ができました」と誇らしげに振り返った。
球団で10代の投手がセーブを記録したのは90年の前田幸長以来4人目。霞ヶ浦時代にも「1回もありませんでした」という抑え役。益田、横山、ゲレーロら抑え経験者が登録を抹消されており、左腕の鈴木は8回に登板。指揮官は「いる投手の中でフレッシュだった」と起用理由を説明したが、期待に応える投球だった。チームの連敗も5でストップ。「いい経験ができました。緩むことなく1人1人に投げていきたい」。苦境の中で若い力が台頭した。
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