
◆パ・リーグ 西武3X―2オリックス(27日・ベルーナドーム)
今季初のサヨナラ負けを喫し、4カード連続勝ち越しなしと苦しむ首位・オリックスで、中川圭太内野手(29)が希望の光を照らした。0―2の7回無死一塁、西武・渡辺の3球目を捉えた当たりは、グングンと伸びて左翼席ポール際に着弾。「少し(中に)入ってきたカットボールにうまく反応できた。感触はよかった」とうなずいた。
開幕から3割近くの打率を残していたが、20日の日本ハム戦(京セラD)で右手を痛め途中交代。3試合の欠場を経て、戦列に戻って2戦目で待望の復帰後初安打初アーチを記録した。「試合に出ているので問題ない」と患部の不安はない様子。岸田監督は「よう打ったな。一本出て良かった」と18打点でリーグトップに立った主軸に目を細めた。
この日は「無敵の中川」と自らの才能を見いだしてくれた中嶋前監督が解説席にいる中、恩師の前で活躍。だが「いい時も悪い時も切り替えて」と笑顔は見せず、さらなる大暴れへ闘志を燃やした。(南部 俊太)
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