オリックス・小木田敦也投手（２６）が、近日中に右肘じん帯再建術（通称トミー・ジョン手術）を受けることが１４日、分かった。３月下旬からノースローが続き、保存療法での回復が思うように進まず決断。球団側も意思を尊重し、完全復活を後押しする方針だ。一般的に復帰まで１年以上かかるとされ、３月に同じリリーフの吉田と宇田川がトミー・ジョン手術を受けた。

　右肘や右肩の不調で１３試合に終わった昨季を経て、一時は順調にステップを踏んでいた。２月のキャンプ終盤に実戦形式の打撃練習で投げ、３月の教育リーグで２試合に登板。３月１１、１２日の中日戦（バンテリンＤ）で１軍に合流した。しかし、右肘の状態は上向かず、病院で検査。不安と向き合いながら懸命にリハビリしていたが、今後を見据えて手術を選択した。

　小木田は社会人・ＴＤＫから２１年ドラフト７位で入団。抜群の制球力を武器に、１軍のブルペンには不可欠な戦力だった。２３年は３８試合で４勝７ホールドを記録し、リーグ３連覇に貢献。山本由伸（ドジャース）や宇田川らと同じ９８年生まれで、ファンの間では「小木田世代」として浸透している。

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