
◆パ・リーグ 日本ハム2x―0西武=延長12回=(11日・エスコンF)
日本ハム・新庄監督は両手をあげて、大きくガッツポーズ。延長12回2死二塁、代打・郡司が右翼最前列へ今季1号となるサヨナラ2ランを放つとベンチを飛び出して大喜び。今季初のサヨナラ勝ちで4連勝。0―0の延長戦でパ・リーグ初となる代打サヨナラ弾を放った郡司へ「全員の疲れを吹き飛ばした。移動試合で同点で終わるのと勝って終わるのとでは全然違う」と興奮気味に語った。
指揮官の数秒の判断が勝利に導いた。12回2死、6番・万波が四球を選ぶと、代走に松本剛を起用。奈良間の代打で郡司を登場させた。「奈良間くんも調子がいいから、(奈良間が)ヒットを打って一、二塁でいい捉え方をしていた(8番)水野くんで勝負しようか」と悩んだ。それでも「松本くんに走らせて、郡司くんでいこうって。数秒で決めました」と瞬時の判断が勝負を決めた。
松本剛は盗塁死ならば試合終了という場面で「3球以内に勝負しよう。迷いはなかった」と2球目で二盗に成功。郡司は「剛さんなら走るだろうと思っていた。通じ合いました」と笑顔で明かした。「8回くらいからずっと裏でバッティングしていた」と郡司。入念な準備が昨年8月1日のオリックス戦(エスコン)以来となるサヨナラ弾につながった。
昨季は12球団最多の10度のサヨナラ勝ち。“お家芸”と呼べる劇勝だが、「一試合一試合、精いっぱいやって勝ち取っていくだけ」と指揮官が浮かれる様子は全くない。「皆さん明日デーゲームなので早く帰って寝てください。興奮して寝れないか」。次戦を見つめた新庄ハムが、9年ぶりの優勝へ白星を積み重ねていく。(川上 晴輝)
◆記録メモ 郡司(日)はスコア0―0の延長12回に代打でサヨナラ2ラン。代打サヨナラ本塁打は、5日のDeNA戦で11回に7―7から打った田村(広)以来。両チーム無得点の延長回に放ったのは、70年7月29日ヤクルト戦の13回に満塁本塁打で記録した池田純一(神)以来、2人目。パでは初めて。
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