【日本ハム】矢沢宏太が今季1号となる先制右越えソロ…707日ぶりの一発に「1年目とは違うかなと思います」

スポーツ報知

2025.4.7(月) 05:30

初回に右越えの今季1号を放った矢沢(カメラ・池内 雅彦)

◆パ・リーグ 日本ハム4―6オリックス(6日・エスコン)

 日本ハムの矢沢宏太投手(24)は6日、オリックス戦(エスコン)で今季1号を放った。「2番・中堅」でスタメン出場すると、初回1死走者なしでオリックス先発・高島の高めカットボールを捉える先制の右越えソロ。ルーキーだった2023年4月30日以来、707日ぶりの一発だった。チームは逆転負けで3連敗。勝率5割となったが、8日からの楽天3連戦(楽天モバイル)で再スタートを図る。

 肩のラインに来た高めのボールを、矢沢が豪快に打ち返した。鋭いライナーになった打球は、右翼ブルペンに飛び込む。初回1死走者なしで迎えた第1打席、オリックス先発・高島の140キロのカットボールを捉えた。自身にとって約2年ぶりの一発となる今季1号ソロ。「ゾーンを上げて高めを待っていた。いろいろ引き出しを持ちながらやれてるので、1年目とは違うかなと思います」と振り返った。

 状態の良さを認められての抜てきだった。新庄監督は「きょうはフリーバッティングを見てオーダーを決めるっていうルールを決めて、矢沢くんバッティングよかったから。いきなり答えを出してくれた」。5回の第3打席も、無死一塁から中前打でつなぎ5打数2安打1打点。矢沢も「エスコンに来てからバッティング練習でいい感じだった。結果を求めすぎず、振りにいこうと」とうなずいた。

 守備では課題も見つかった。2回2死二、三塁、福永の後方への打球をグラブに当てながら捕球できず、適時三塁打となった。「一歩目のスタートがいかに大事か。外野手をやり始めて最初によくある。正面の後ろの打球を、1回沈んで待って、そこから後ろに。あれは捕らないと」と指揮官。矢沢は「捕れてたら試合結果も変わってたかなと思う。捕れるように練習していきたい」とリベンジを誓った。

 チームは3連敗で勝率5割。振り出しに戻ったが、矢沢を含め野村、万波、吉田、田宮、水野と6人がスタメンに並んだ“ミレニアム世代”は存在感を高めている。水谷も2軍で実戦復帰し、矢沢は「刺激になりますし、チームとして同年代がもっと活躍できたら」。厳しい外野のポジション争いも続くが、世代の中心としてより高いレベルを目指していく。(山口 泰史)

 〇…バーヘイゲンは今季2勝目を懸けて先発するも1球に泣き、今季初黒星を喫した。「試合の入りからいい状態で投げられた。あの1球がなければと、自分に対して怒りを感じる」と6回2死から中川に許した逆転3ランを悔やんだ。

 〇…清宮幸は「3番・三塁」で先発し、5回に適時二塁打を放つも6回の守備でオリバレスの前方のゴロの一歩目が遅れ内野安打となったプレーを猛省。「もっと打球が強くくるかと思って下がってしまった。僕の判断ミス。投手に申し訳ない」としぼり出した。死から中川に許した逆転3ランを悔やんだ。

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