
◆パ・リーグ 日本ハム4―6オリックス(6日・エスコン)
オリックスが6連勝し、早くも貯金を6に伸ばした。昨季は12の負け越しを数えた敵地でも開幕5連勝。球団では17年以来、8年ぶりの進撃だ。「甘い球を打つことだけ」と冷静に振る舞ったのは中川。2点を追う6回に逆転劇を完成させた。
2死一、二塁で左越えへ1号3ラン。「飛んでくれました。(オフからの取り組みは)未完成ですけど」と蓄えたパワーを発揮した。直前には三塁・清宮がバックハンドで捕球し、内野安打にする判断ミス。「ヒットヒットで来ていたので、ミスではない気はします」と相手へ敬意も払い、エスコンでは初の同一カード3連勝に導いた。
主将の頓宮と同じ96年生まれ。昨年の秋季キャンプでは、同学年の宗と3人で「チームをどうすべきか」と真剣に話し合った。「頓宮みたいに本塁打を打てるわけでも、宗みたいに三拍子がそろっているわけでもない。自分のプレーをして貢献したい」。昨季は故障で60試合にとどまったが、中嶋前監督から「無敵の中川」と呼ばれた能力の持ち主。寡黙な仕事人も、強さの原動力だ。(長田 亨)
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