【オリックス】苦しみ乗り越えた移籍2年目の天才打者が本領発揮 打率リーグトップ5割4分2厘

スポーツ報知

2025.4.5(土) 05:00

3回2死一塁、左前適時打を放った西川龍馬(カメラ・池内 雅彦)

◆パ・リーグ 日本ハム3-4オリックス(4日・エスコン)

 単独首位に立ったチーム同様、オリックス・西川龍馬外野手(30)も「首位」を守った。自身初の3試合連続猛打賞は逃したものの、最近3試合で8安打と快打連発。リーグトップの打率5割4分2厘だ。1点を先行した3回2死一塁は左翼へ適時二塁打。「なんとか追加点になってくれてよかったです」と、クールそのものだった。

 オープン戦は打率5分1厘の沈黙。それでも「自分にできることをやって、それでダメならまた考えます」と前を向いた。6年前からソフトバンク・近藤の自主トレに同行。同じ左打者のパMVP男から「どの方向に打つか決めた方がいい」と送られた、打席での待ち方についての助言を信じてきた。

 広島からFA加入1年目だった昨季は打率2割5分8厘。満足できる成績にはほど遠く、「強く振る。強い打球を打つこと」と逆方向の意識を取り払った。「若い時以来じゃないかな…」。2月の宮崎キャンプでは右の手のひらにできたマメを見つめ、またバットを握った。「それだけ振っていなかった、ということです」。苦しみを乗り越えた天才打者。移籍2年目にしていよいよ本領発揮の時が来た。(長田 亨)

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