
◆パ・リーグ 日本ハム・ソフトバンク戦(エスコン)
開幕3連敗中のソフトバンクは1日の日本ハム戦(エスコン)で今季初めて、中村晃を「2番・DH」で起用した。今季は代打に専念することが決まっていたが、「前言撤回になります」と小久保裕紀監督が方針変更を決断した。昨季のリーグMVPの近藤健介が腰痛を再発して3月31日に出場選手登録を抹消となり、近日中に手術を受けることが決定。正三塁手の栗原陵矢も右脇腹を痛めて開幕から離脱中で、ホークス一筋プロ18年目のベテランの力を頼ることになった。
想定外の事態に対処するには、禁じ手を使うしかなかった。「(今季は)中村晃と話して代打一本と言っていたけど、近藤、栗原がいない状況でDHや一塁での起用もある。(今日、中村晃と)二人で話して了承してもらった。開幕早々に緊急事態」と指揮官が試合前の囲み取材で明かした。
また、ウエスタン・リーグで3月を打率6割5分(20打数15安打)で終えた育成4年目外野手の山本恵大の支配下登録を検討する可能性について「もちろん」と明言。「今日も代打で三遊間に打っていたね。(支配下枠は)あと5枠あるわけですから」とチャンスをつかみ取ることを期待した。
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