
日本ハムは27日、西武との開幕戦(28日)が行われるベルーナDで前日練習を行った。初の開幕投手を務める金村尚真投手(24)は、キャッチボールなどで最終調整。開幕指名で責任感が生まれた右腕は、緊張感も楽しみながら開幕のマウンドに立つ。
普段通りの柔らかな表情で、金村は報道陣の前に立った。開幕の舞台ベルーナDで、キャッチボール、ダッシュなどで最終調整。初の大役に挑む右腕は「ベルーナに入って、エスコンでやっていたときより緊張感が増してますし本当に始まるんだなという思いと、開幕を任されているので、いいスタートを切れるようにという思いでいっぱいです」と決意を語った。
開幕投手という大役に、自覚も芽生えた。昨年11月のファンフェスで、新庄監督から開幕投手に指名されてオフに突入。「充実してましたね。責任感も生まれるようになってきた。いい期間を過ごしたんじゃないかなと思います」。オープン戦ラスト登板となった19日の巨人戦では、6回4安打1失点、5奪三振の好投。準備は整っている。
相手は意識しない。今井との投げ合いになるが「意識しすぎて自分の調子が狂うのが一番ダメなので、自分のピッチングに集中していければ」。打線についても「今年になって違うと思いますし、誰に気をつけるというより、自分のプレーができるように」。目の前の一人一人に集中し、アウトを重ねていく。
新庄監督は「(金村は)沖縄出身で開幕戦に緊張するタイプじゃない。つかみどころがないので、5回、6回までハラハラドキドキしながら、それも楽しいんで、期待してます」。「緊張はすると思うので、その緊張も楽しみながらやっていけたらいいかなと思います」と金村。大事な開幕の戦いを、楽しみながら勝利へと導く。
(山口 泰史)
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