【オリックス】ドラフト２位・寺西成騎が２軍戦で４回１／３を４失点（自責２）「２巡目でも抑えられる投手に」

スポーツ報知

2025.3.21(金) 22:53

◆ウエスタン・リーグ　オリックス１―５広島（２１日・杉本商事ＢＳ）

　オリックスのドラフト２位右腕・寺西成騎投手（日体大）が先発し、４回１／３を投げて６安打１四球４失点（自責２）、３奪三振で降板した。

　両軍無得点の４回、先頭の田中を四球で出すと、佐藤の犠打、内田の中前打で１死一、三塁のピンチを招く。続く仲田に中前適時打を浴び、先取点を与えた。

　０―１の５回は、無死から渡辺、久保に連打を許すと、１死から名原の左前打で満塁とされる。続く田中に右前適時打を献上したところで、投手交代が告げられた。その後、２番手・村西が味方失策の間に２者の生還を許したため、寺西はこの日４失点となった。

　試合後「あそこは投げ切りたかった」と、５回のイニング途中での降板を反省。３回までは完全投球だっただけに「序盤じゃなくて中盤でも自分のパフォーマンスが出せるようにっていうのは課題になった。相手も（打順が）１周したところで、また２巡目、３巡目でも抑えられるような投手にならなければいけない」と振り返った。

　それでも、３回には１４５キロの直球で清水のバットを折るなど、宮崎キャンプ時よりも球自体の出力は目に見えて向上。「ちょっと（投球時に体が）開き気味だったので、それを抑えることでストレートのコントロールが良くなった。投手としての基本なので、そこを見直せたのは良かった」と手応えを口にした。

　１日の球春みやざきベースボールゲームズ・斗山戦（ＳＯＫＫＥＮ）では、１回３安打４失点。その頃に比べると「内容も良くなってきている。また今日の課題を次にクリアできれば、また新しい課題が出てくると思うので、常に進化できる」と、短期間で反省のレベルを上げることができるのも最速１５３キロ右腕の魅力。「首脳陣の方であったり、いろんな人に認められて上（１軍）に行けるように」と、視線をさらに上へと向けた。