
◆2軍練習試合 日本ハム1―2阪神(20日・名護)
日本ハムの梅林優貴捕手(26)が20日、師匠のドジャースの“ベッツ打法”で今季、対外試合初安打を放った。沖縄・名護で行われた阪神2軍との練習試合に6回から途中出場。7回2死走者なしで迎えた第1打席、相手左腕・伊藤稜の内角高めの直球を肘を器用にたたみ中前打を放った。「早めにタイミングをとって、センター方向に肘で打ちにいくイメージ」と師匠の教えを体現。「いい感じにできている」と手応えを口にした。
先月、ベッツが来日した際に都内で共に自主トレ。指導も受けて新打法習得を目指すも、結果が出ずに一度は諦めかけた。「4回くらい打ち方を変えた。(一時期は)ベッツとケツベッツ(決別)って万波と話していた」。それでもカナダ出身の山口に英語を教わりながら、ベッツと動画やメッセージで直接やり取り。“ムキ”にならずに汗を流し、自分の形に落とし込んだ。
昨季は育成落ちも経験。7月、支配下に復帰するも、3試合の出場にとどまった。6年目の今季へ「やめたらそこで成長が止まっちゃう」と意欲。“ベッツジン”になって、しれつな捕手争いを勝ち抜く。(川上 晴輝)
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