
西武・西口文也監督(52)が20日、ドラフト2位・渡部聖弥外野手(22)=大商大=に「正外野手奪取令」を出した。
渡部聖は2年秋のリーグ戦でシーズン最多5本塁打をマーク。大学日本代表の4番も務めた長打力に加え、50メートル6秒1の俊足と走攻守3拍子そろったスラッガーだ。指揮官は理想の2番打者像を「自分で出塁もできて小技もできて、いろんなことができる打者」とし、「なりふり構わずじゃないけど、どうやって点をとっていくかが大事。足を絡めた作戦も必要になってくる」と続けた。渡部聖が2番にハマればリーグ最少の350得点で最下位に沈んだ昨季からの逆襲へ、大きな力となる。
キャンプ第4クールを終え、新人で唯一1軍で奮闘している。西口監督は「守備も送球もいい所は見せてくれている。これから本当に試合が始まっていく中でどう対応していくか見てみたい」と評価。「(対外試合出場は)平等に」と特別扱いはしない方針を示しつつ、「って言いながら出てたりして」とにやりと笑った。(大中 彩未)
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