
オリックス・椋木蓮投手が23日、大阪・舞洲の球団施設で契約更改交渉に臨み、200万円増の年俸1400万円でサインした(金額は推定)。「(中継ぎとしての)後半のイメージが非常にいいという形で、6試合だけですけどそこを評価していただいた」と明かした。
21年のドラフト1位右腕で、今季は12試合に登板。先発で勝ち星なしの2敗と苦しんだが、シーズン途中に自ら救援を希望し、9月以降は6試合で4ホールドと適性を示した。「自分で中継ぎがしたいと言って、本当に今年で終わらないためにも結果を出すしかないっていうふうにやって、6試合だけですけど結果が出た部分はよかった」と総括した。
シーズン終了後は東松とともにプエルトリコのウィンター・リーグ(WL)に参加し、1か月以上の武者修業。15試合で1勝1敗4ホールド3セーブ、防御率1・00と安定した投球を見せた。一定の手応えを得たのは、チームメートに教わったという新球チェンジアップ。「イニングまたぎも連投もあり、『自分の体はいける』と分かった。勝っている状況で投げるのはすごく自分の中でも楽しかったし、そのうえで三振で締めたいという意欲も出てきたので、結果が出たのはすごく自信につながった」とうなずいた。
来季は「50試合登板」が目標。「大学(東北福祉大)の頃からそうだったけど、最後に試合を締めるのは自分に合っているし、すごく楽しい。守護神を目指したい」と宣言した。
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