
オリックス・横山楓投手が22日、大阪市内で宮崎市観光PRイベントに参加した。同市出身の救援右腕は、名物のチキン南蛮やラーメンをしっかりとPR。「緊張したけど、なかなか宮崎にゆかりがあるところで(話をする)チャンスがないので、こういったところで話ができて本当によかった」とうなずいた。
宮崎学園、国学院大、社会人野球・セガサミーを経て、21年のドラフト6位でオリックスに入団。3年目の昨年オフに一度は戦力外通告を受けたが、育成選手として再出発を切った今年は7月30日に支配下復帰を果たした。独特の小さなテイクバックから繰り出される、最速150キロ超えの直球が武器。14試合でプロ初勝利を含む2勝0敗4ホールド、防御率1・10と存在感を見せた。
ファンからの質問コーナーで「対戦していて嫌な打者は?」と聞かれると、ソフトバンクの牧原大、周東、中村といずれもシーズン中に安打を許した左の好打者を挙げた。今季は右打者との対戦打率が1割5分6厘だったのに対し、左打者には同2割8分とやや苦戦。「バッターから逃げるフォークや、インコースのカットボールで厳しいコースを突くところをもっと磨けるように。(懐に)食い込む感じ。今年はそれで打ち取れたケースがあったので、難しいけど常にそれが投げられるように練習したい」と成長を誓った。
2月の春季キャンプ地は地元・宮崎。「なかなか家族や地元の友人の目の前で野球をプレーできる機会が少ないので、そういった機会を与えてもらえていることは本当にラッキー。地元の応援を力に変えて頑張りたい。開幕1軍を目指してアピールできるように」と決意を込めた。
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