
オリックスのドラフト5位・高谷舟投手(22)=北海学園大=が、「由伸2世」に名乗りを上げた。ワールドシリーズMVPに輝いた球団OB・山本(ドジャース)が入団時につけていた背番号「43」を希望し、29日に大阪市内で行われた新人入団会見で正式発表。「憧れの山本投手の背番号をつけてプロ野球生活をスタートできるので、うれしい気持ち。この番号に恥じないように活躍しなければ」と目を輝かせた。
札幌市出身の最速153キロ右腕。「投げた時に絶対勝つと思ってもらえるような、信頼される投手。いちファンでもあるし、本当にフォームに無駄がない」と大学時代は由伸の登板を動画サイトでチェックし、参考にしてきた。「本当に世界一の投手だと思うので、話せるなら話してみたい。雲の上の存在なので、近づけるように」。いつかの対面を心待ちに、まずは先輩と同じ「入団3年目以内での最優秀防御率」を目標に定めた。
「質のいい真っすぐと、どの変化球でもカウントや空振りが取れるのが長所」と自らを評した高谷。「舟」という名前は、日本軍艦初の太平洋横断を成功させた勝海舟が由来だ。由伸先輩とほぼ同じ身長179センチの体で、大海原に舟を出す。(南部 俊太)
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