
オリックス・若月健矢捕手(30)が4日、「国際ルール」の体感を心待ちにした。6日から侍ジャパンの強化合宿に参加する司令塔は、強化試合・韓国戦(15、16日・東京D)にて、バッテリー間のサイン交換時に採用されるピッチコムをイメージ。「25年間くらい指でサインを出していたのが機械になるわけで、時代ですね。いきなり(間違えて)指でサインを出しているかも(笑)」と、最新機器の初体験を楽しみにした。
NPBでは、捕手が右手で投手にサインを送るのが基本だが、ドジャース・大谷翔平投手(31)らは自ら球種を伝達。「(捕手が)イヤホンとかをしていますもんね、メジャーリーグって。米国では投手が(サインを)出していて、そういうのも面白い」と、通常とは「逆パターン」のやりとりに興味を示した。また、今回の強化試合ではピッチクロックや拡大ベースも採用。大阪・舞洲で調整したこの日、「盗塁の機会も増えそうなので。スローイングをメインで練習していた」とうなずいた。
巨人・岸田、阪神・坂本、ヤクルト・中村とともに選出。「セ・リーグの捕手が3人いる。また違った考え方も持っていると思うし、(交流が)すごく楽しみ。有意義な期間にしたい」。今秋を“予行演習”とし、来年3月のWBCメンバーに名乗りを挙げる。(南部 俊太)
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