10月3日、楽天モバイルパーク宮城で行われた東北楽天と埼玉西武の第24回戦は、7対6で東北楽天がサヨナラ勝利を収めた。

　東北楽天の先発・大内誠弥投手は初回、四球と安打で1死1、3塁から、犠飛で先制を許す。2回表には1死満塁のピンチを招くと、西川愛也選手の適時打を浴び、1失点。それでも3回表は2つの三振を奪って3者凡退に抑えると、4回、5回もそれぞれ3人で退け、5回96球4安打3四球3奪三振2失点でマウンドを降りた。

　一方の打線は、6回まで散発2安打と、相手先発の與座海人投手を捉えきれず。7回裏、暴投の間に1点を返したが、直後の8回表、中込陽翔投手が佐藤太陽選手の3点適時三塁打などで4点を失い、5点ビハインドとなった。

　それでも8回裏、村林一輝選手、黒川史陽選手、ボイト選手の3連打で無死満塁の好機を演出。続く代打・伊藤裕季也選手の併殺打の間に1点を返すと、なおも2死満塁から吉野創士選手にプロ初打点となる2点適時打で2点差まで詰め寄る。

　9回表は日當直喜投手が3者凡退でつなぎ、迎えた最終9回裏。2四球と村林選手の安打で無死満塁から、ボイト選手の2点適時打で同点に追いつく。さらに伊藤選手の犠打で1死2、3塁と好機を拡大すると、宗山選手にサヨナラの適時打が飛び出し、7対6で試合終了。

　勝利した東北楽天は、日當投手がプロ初勝利。宗山選手が3安打1打点、村林選手、ボイト選手が2安打をマークしている。一方の埼玉西武は、先発の與座海人投手が6回94球2安打2四球4奪三振無失点の好投も、最終回に平良海馬投手がつかまった。なお打線では、佐藤太選手が3安打3打点を記録している。

　 １２３４５６７８９ 計
西 １１０００００４０ ６
楽 ００００００１３３X ７

楽 大内誠弥-小孫竜二-泰勝利-中込陽翔-江原雅裕-○日當直喜
西 與座海人-E.ラミレス-浜屋将太-山田陽翔-●平良海馬

文・薗田陽和

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