
◆SMBC日本シリーズ2025第4戦 阪神2―3ソフトバンク(29日・甲子園)
ソフトバンクは、初戦に敗れた後の3連勝で2020年以来、5年ぶりの日本一に王手をかけた。2点リードの6回2死二塁。それまで5回無失点と好投していた先発・大津の代打・近藤がタイムリー。8回に1点差まで詰め寄られただけに、大きな3点目となった。小久保裕紀監督の積極采配が的中し、貴重な1勝をつかみとった。
大津は、5回59球と余力は十分にあった。指揮官は「迷いはしました。続投するか。ただもう1点、取りにいこうというのは決めた。スコアリングポジションにいったら近藤と決めていた」と、代打をコールした。左脇腹痛を抱える主砲は、DH制のない甲子園では2戦連続のベンチスタートだったが、“切り札”として期待に応えた。
3点リードに広げた後の6回は、本来なら“7回の男”の藤井を投入した。阪神打線は3番・森下からの好打順だった。「いいピッチャーから出そうと。出し惜しみはしない」と指揮官。8回に松本裕が2失点したものの、継投もハマった。
第5戦は、有原を中4日で送り込む。第1戦で6回2失点で敗戦投手となったエース右腕に、日本一がかかった一戦を託す。「もちろん。その(4連勝で決める)気持ちでやります」と、一気に頂点をつかむ。
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