
オリックス・森友哉捕手(30)が25日、ドラフト2位で指名された大阪桐蔭・森陽樹投手(18)と「モリモリバッテリー」の結成を心待ちにした。23日のドラフト会議をチェックし、母校の後輩が仲間入りすることを大歓迎。「うれしいです。ずっと注目されていた選手。バッテリーを組めたら一番いい」と、同姓で190センチ右腕と呼吸を合わせる日が待ちきれない様子だ。
2年時の24年に春夏連続で甲子園に出場した陽樹について、友哉は存在を知っていた。「いい投手がいるな、と思った。球が速いなっていうイメージ」と、最速153キロの直球は鮮明に記憶されている。ドラフト後は、恩師でもある同校の西谷浩一監督(56)に「よろしくね」と電話で伝えられ、チームメートとなることを想像。「まだまだそのレベルに達していないです…」とバッテリー結成を「時期尚早」とした後輩には、12学年上の先輩として心遣いも見せた。
「1年間を通して野球できることが一番。『飛ばしすぎんようにね』っていう声は、ルーキーみんなに掛けている」。捕手として多くの新人を間近で見てきたからこそ、じっくりとプロの世界に慣れることが大切だと力説。「長い目で見ての高卒投手。のびのびとやればいい」と訴えかけた。
「僕もしっかり捕手としてもう一回、ワカ(若月)とレギュラー争いをできるように」。今季は故障にも苦しみ、50試合で打率2割5厘。1本塁打、14打点はともにプロ12年目で最少の数字にとどまった。この日は大阪・舞洲の秋季練習で汗を流し、11月6日からの高知キャンプ参加も決定。攻守の要に新たなモチベーションが芽生えた。(南部 俊太)
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