
オリックスが日本海L・富山のシャピロ・マシュー・一郎投手(22)の指名を検討していることが22日、分かった。193センチの長身右腕で、直球はコンスタントに150キロを計測。課題とされていた制球面も改善傾向にあり、リリーフタイプとして評価を上げていた。
米国人の父を持つマシューについては、国学院栃木時代から注目してきた。スライダーやフォークも操り、富山で潜在能力を発揮。救援陣では宇田川、吉田、小木田、古田島らが右肘手術からリハビリ中で、チームの強化ポイントでもある。ここ数年はプロ1年目から活躍できる土壌も整っており、マシューが隠し玉になる可能性はありそうだ。
23日のドラフト当日まで指名順位などを含めて協議する方針。マシューと並行し四国IL愛媛の右腕・山田空暉(てんき)投手(21)や、高校生では富島・岡村了樹捕手(18)らの将来性にも注目している。
◆シャピロ マシュー 一郎(しゃぴろ・ましゅー・いちろう)2003年3月18日、東京都生まれ。22歳。国学院栃木から国学院大を経て、25年から日本海L・富山でプレー。今季は15試合に登板し、4勝0敗、防御率1・93。6月25日のオリックスとのファーム交流戦(高岡西部)では最速152キロを計測した。193センチ、105キロ。右投右打。
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