
◆2025 パーソル クライマックスシリーズ パ最終ステージ 第6戦 ソフトバンク2―1日本ハム(20日・みずほペイペイドーム)
牧原大が意地を示した。「やっと最後、チームの力になれた。ほんと、ホッとしたというか…」。3回1死一塁、最終S16打席目で左前へ初安打。「心の底から、うれしかったです」と素直な思いを打ち明けた。
今季は初めて規定打席をクリアし、打率3割4厘。育成出身の選手として史上初の首位打者に輝いた。「すごいプレッシャーになりました。(首位打者を)取んなきゃよかった…と思った時もありました」。最長で6試合しかない短期決戦。初戦の15日に33歳の誕生日を迎えたが、第4戦はスタメンを外れた。「自分の信じてきたことを最後までやる」と5回は初球攻撃で中前打。持ち味の積極打法が2得点につながった。
二塁に加え、外野の全ポジションもハイレベルで守る。王球団会長も「あのまま終わらないところが、さすが首位打者だね」と称賛した。パのラストゲームで報われた15年目の苦労人。日本一へ、まだ仕事が残っている。(長田 亨)
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