
オリックスが、椋木蓮投手(25)と東松快征投手(20)をプエルトリコのウィンターリーグ(WL)に派遣する方針であることが15日、分かった。来季はそれぞれリリーフ、先発の一角として期待される存在。11月から1か月以上の長期参戦となるもようで、心身両面で成長が期待される。
椋木は21年のドラフト1位右腕で、今季は12試合に登板。先発で勝ち星なしの2敗と苦しんだが、9月以降は救援の6試合で4ホールドと適性を示した。短いイニングで150キロ台中盤の速球を連発し、三振を量産する投球。ハイレベルなリーグで技量を磨くことができれば、勝ちパターンの一角としても計算できる。
過去には山崎福(現日本ハム)やT―岡田らがプエルトリコで武者修業し、投打の主力として活躍した。高卒2年目左腕の東松も宮城や曽谷、田嶋に続く先発左腕として1軍デビュー。プロ初勝利はお預けとなったが、今季は7試合(先発2試合)に登板した。球団は台湾でのWLにも新人の麦谷、山口ら若手を派遣する方向で調整中。3年ぶりのリーグ優勝を目指し、戦力の底上げに余念がない。
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