【パCS】オリックス・岸田護監督、スペシャル継投及ばず敗退「現状で力の差は少しあったのかも」

スポーツ報知

2025.10.13(月) 05:00

2連敗でCS敗退となり、観客席にあいさつする岸田監督(右=カメラ・豊田 秀一)

◆2025パーソル クライマックスシリーズ パ ファーストステージ第2戦 日本ハム5―4オリックス(12日・エスコンF)

 オリックスは岸田監督の「スペシャル継投」もあと一歩及ばず、逆転負けで終戦した。第1Sは08年、14年に続き、三たび日本ハムの前に敗退。重い扉をこじ開けられなかった指揮官は「怖いもの知らずで乗り込んだけど、現状で力の差は少しあったのかも…。本当に悔しかった」と唇をかんだ。

 今季最短(リリーフ登板時を除く)の3回3失点で降板したエース宮城の後を受け、2番手で九里が移籍後初の救援登板。「行けと言われたところで行くだけ。ゼロで抑える」。チーム最多の11勝右腕は、指揮官の起用に4回無失点で応えた。だが、1点リードの8回、3番手・岩崎が2死一、二塁でレイエスに右越え逆転打を献上。途中加入ながら、37試合で16ホールドとフル回転した35歳右腕が最後、連投のマウンドで力尽きた。

 「常熱」を掲げ、1年目を駆け抜けた岸田監督は試合後、肩を落とすナインに熱く語りかけた。「みんな去年の悔しさを持って、ここまでやれた。また来年、この悔しさをぶつけていこう!」。5位からの躍進を遂げたこの経験はきっと、オリたちをさらに強くする。(南部 俊太)

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