
オリックス・九里亜蓮投手(34)が8日、3位からの下克上日本一へ「中1日OK」の心意気を示した。広島時代から中3日、中4日での登板を経験してきたスタミナ自慢。11日から始まる日本ハムとのCS第1ステージ(S)へ、大車輪の活躍をイメージした。
「中1(日)だろうが、2だろうが、しっかり腕を振るだけ。本当に『いけ』と言われたところで、しっかりいくだけ」。広島の一員として戦った23年のCSでは、第1Sから最終Sへ「救援→先発」と中3日で登板。「投げるのが好きなので」と声を弾ませた。
日本ハムとの第1S初戦は山下が先発。勝てば2戦目のマウンドを託される予定だ。オリックス加入1年目の今季も、6月に先発から中3日でリリーフ待機。「いけます」と岸田監督に志願していた。先発陣ではエスピノーザが離脱。ソフトバンクとの最終Sは15日に開幕するだけに、九里のタフネスは心強い限りだ。
この日は一部有料で4600人が来場した紅白戦に2番手で登板。1回を3人で片付け「短期決戦は本当に、あっという間に終わってしまう。どこでもいける準備はしたい」と、うなずいた。自他ともに認める「投げたがり」。本領発揮の時が来た。(長田 亨)
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