【MLB】平野佳寿投手、セットアッパーでスタートへ 監督が発表、“開幕守護神”はならず

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2018.3.28(水) 10:42

ダイヤモンドバックス・平野佳寿
ダイヤモンドバックス・平野佳寿

15年セーブ王のボックスバーガー投手がクローザー、平野投手には「ブルペンの層を厚くしてくれる」

ダイヤモンドバックスのトレイ・ロブロ監督は27日(日本時間28日)、ブラッド・ボックスバーガー投手を今シーズンのクローザーに任命した。オリックスから移籍した平野佳寿投手は、“開幕クローザー”の大役はならず、セットアッパーとしてシーズンをスタートすることになる。

29日(同30日)にロッキーズとの開幕戦を控えるダイヤモンドバックス。最後のオープン戦・インディアンス戦前に記者会見を行った指揮官は、冒頭に「クローザーはボックスバーガーになる」と切り出した。2015年にレイズでセーブ王に輝いたボックスバーガー投手は今季トレードで加入。平野投手、アーチー・ブラッドリー投手とクローザー争いを演じてきたが、オープン戦はここまで6試合登板で防御率1.50と好成績をマーク。ロブロ監督は「簡単にゲームを締めくくることができる」と信頼を寄せた。

平野投手は26日(日本時間27日)に本拠地で行われたオープン戦インディアンス戦の9回にボックスバーガー投手の後を継いで4番手で登場。宝刀スプリットで先頭打者から三振を奪うなど、3者凡退の快投を見せていた。2試合連続の零封で評価を高めていたが、指揮官は日本人右腕については「ブルペンの層を厚くしてくれる」と説明。平野投手のオープン戦の成績は9試合登板で防御率6.00だった。

オリックス時代の2014年には、日本でセーブ王に輝いている平野投手。前日のインディアンス戦後には、9回に登板することについて「僕にとっては特別ではない。僕はどこで投げても一緒」と語る一方で、「客観的に見て9回で締めるのはそれなりに凄いピッチャーがいかないとダメなんで。だから、凄いことだと思う。9回を投げるのは」と話していたが、セットアッパーとして今季開幕を迎えることになる。

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