
◆パ・リーグ ロッテ1―10ソフトバンク(25日・ZOZOマリン)
残る力を振り絞った。3点リードの5回無死一、二塁。ソフトバンク・和田毅投手(42)は和田、平沢を連続三振に斬り、石川慎を三ゴロに料理した。5回5安打1失点で8月10日以来の7勝目。「今日は初回から全力で、いいリズムで投げられたと思います」。42歳以上のシーズン7勝は2010年の下柳剛(阪神)以来、13年ぶり5人目の快挙となった。
無四球で今季最多の8奪三振。前回17日の日本ハム戦(エスコン)では2年ぶりに1つも三振を奪えず、NPBでは13年ぶりの1試合6四球と乱れたが、修正力の高さを見せた。「ふがいなさを消してはいけないと思いますし、マウンドで(の新たな結果で)証明していくしかないので」と頼もしく言い切った。
1学年先輩の石川(ヤクルト)の存在が和田の励みであり、原動力だ。「日本のプロ野球界に限れば、もう先輩は石川さんしかいないので。22年間、ずっと投げ続けている方ですし、それが僕にとっては信じられない。僕はけがしまくってるから(笑い)。本当の化け物は石川さんです」。今も石川の結果を見ては、心を奮い立たされる。
チームはロッテとの直接対決に連勝。7日ぶりの貯金1で単独2位に躍り出た。CS進出に一歩前進。藤本監督は「5回は足がつりかけてたけど、頑張ってくれました。他の先発投手にも見習ってもらいたいよね」と背番号21の気迫に最敬礼した。レギュラーシーズン中の登板は残り1試合。和田はチームのために投げ続ける。(中村 晃大)