
北の大地で記録を塗り替えた。3回2死二、三塁。西武・中村が加藤貴のフォークボールを捉えた。力みのないスイングから描かれた放物線は、右中間最深部のスタンドへ。16号3ランで本塁を踏むと、得点は1038を数えて球団記録を更新。「これからも得点できるように頑張ります」と淡々と口にした。
「きれい」というエスコンで初めてアーチをかけて、22年目で延べ23球場で本塁打をマーク。納得したのが右方向への一発だったこと。試合前までの15本はすべて中堅から左方向。「今年右中間に初めて打って、いい打撃だった」と、満足さがにじみ出ていた。
通算本塁打数も470に伸ばし、歴代11位の田淵幸一にあと4本と迫った。今季は残り20試合。希代の“ホームラン・アーチスト”の背中がはっきりと見えてきた。