
◆パ・リーグ 楽天3―0オリックス(6日・楽天モバイル)
楽天の38歳・岸が抜群の制球力でベテランの意地を見せつけた。今季最多の114球を投げ、7回2/3を6安打無失点。18歳年下のオリックス・山下に投げ勝った。「相手も相手だったので、何とか粘って粘って。この順位から一つでも上に行くためには負けるわけにはいかない。負けたくないから」。静かに闘志を燃やし、3勝目をマークした。
3―0の8回。先頭の若月から連打を浴び、無死一、二塁と最大のピンチを招いたが、相手の代打攻勢に屈しなかった。「ホームランだけは打たないでくれという感じ。気持ちだけは強くやりました」。セデーニョを左飛、杉本を右飛に打ち取って2番手の酒居にバトンをつないだ。
直球は山下より10キロほど遅くても、丁寧に低めを突いた。厳しい判定に苦戦しつつも無四死球。「自分の中では(調子は)いまいちで、途中から少し良くなった」という通算152勝目。チーム最年長の右腕が流れを呼び込んだ。(内藤 菜月)