
ソフトバンク・正木智也外野手が確かな成長の跡を見せている。宮崎春季キャンプでは5日までの第1クールでMVP級の存在感を示し、藤本監督に「見ていていいのは正木と栗原。正木は打球が強くなりましたよね」と言わしめた。
度肝を抜いたのが4日のフリー打撃。打撃投手として登板した剛腕・杉山から左中間席に“今季1号”を放ち「いい当たりやホームランを打てたことで(オフに)やってきたことが合っていたんじゃないかなと。あとは突き詰めてやっていくだけだと思います」とうなずいた。
1年目の昨季は35試合で打率2割5分4厘、3本塁打、5打点。初めてのオフは誰にも弟子入りせず、単独トレを選択した。「バットをとにかく多く振ったことと、ウエートも12月、1月でできたので。体も大きくなりましたし。妥協してしまいそうになったこともあったんですけど、これからレギュラーを取りにいく立場なので。妥協せずにしっかりできたことが良かったのかなと思います」。昨季は体重88キロだったが、現在は人生最高の92キロと肉体改造に成功した。
チームの主力には主砲の柳田、近藤、栗原と左打者がズラリ。右の大砲の育成は急務なだけに、正木にかかる期待は大きい。「チームに絶対必要なのは右打者だと思いますし、そこはチャンスでもあると思うので。外野も一塁も、どちらでもできるように準備して、レギュラーを取りたいと思います」。本職の外野はもちろん、中村晃らとの争いになる一塁争いにも本格参戦する。
王球団会長兼特別チームアドバイザーも「正木はバットのヘッドがよく走っていますよ。打球が鋭いですよね」と絶賛する23歳。アピールはまだまだ止まらない。(ソフトバンク担当・中村 晃大)