
ロッテの吉井理人監督(57)が1日、沖縄・石垣島キャンプ初日でまさかの“サイレントデビュー”となった。
この日はドラフト1位・菊地吏玖(専大)がブルペン入り。捕手の後ろでは吉井監督を含む首脳陣、スタッフら約30人ほどが視察。指揮官も熱い視線を送っていたが、練習後取材に応じた右腕は「あ、今日(監督が)いらっしゃったんですか…? すみません。あまり意識してないようにしてました」と困惑気味に回答。変化球も織り交ぜ40球を投げた約20分間も見ていたが、気付いてもらえなかった。
だがそれも吉井流だ。あえて投手のそばからは見なかったのは「ブルペンは評価してると思わせると、張り切って投げすぎてしまう。フラットに見ている」と投げすぎを抑制する気遣いだった。口出しをせず選手自身で考えさせることにもつなげている。派手ではないが、新監督らしさをにじませつつ、始動した。(小田原 実穂)