
楽天・弓削隼人投手(29)が16日、“左キラー”襲名に名乗りを上げた。仙台市内で契約交渉に臨み20万円減の980万円でサインした左腕は「役割を明確にしていきたい。対左打者のワンポイントで勝負に行く」と宣言。生き残りを懸けて今秋から左肘を下げてクロスステップにする新フォームに改造中で「球威も強くなって、コントロールも思っていたよりよかった。いい形ではまっていた」と手応えをつかみつつある。
「自分よりも肘が下の選手の動画は全部見た」と、右投手では巨人・大勢、ソフトバンク・津森、左投手では日本ハム・宮西などサイド、スリークオーターの投手を研究。193センチと角度もある。球速も「4、5キロ」増を見込んでおり、試行錯誤を繰り返しながら完成形を求めていく。
来年4月に30歳を迎える。「心機一転、フォームチェンジもする。いい30歳にしたい」と決意を新たにした。左の救援は手薄なだけにチャンスは十分ある。目標は「50登板」。“和製ランディー”がプロ野球人生を左右するシーズンに挑む。
(長井 毅)