【オリックス】阿部翔太、屈辱を力に変えた0封…今季完璧なのに2戦目被弾でネット中傷、仲間が救ってくれた

スポーツ報知

7回2死ニ、三塁、阿部翔太はドミンゴ・サンタナを空振り三振にうちとり吠える(カメラ・岩田 大補)

◆SMBC日本シリーズ2022第5戦 オリックス6x―4ヤクルト(27日・京セラドーム)

 「SMBC 日本シリーズ2022」第5戦はオリックスが吉田正尚外野手(29)のこの日2本目となる本塁打で劇的なサヨナラ勝利を収め、2連勝で対戦成績を2勝2敗1分けのタイとした。1点を追う9回1死二塁から西野の投手強襲安打と悪送球で追い付き、主砲が右翼席に2ラン。第4戦で好投した宇田川優希(23)、山崎颯一郎(24)両投手がベンチを外れた中、終盤を救援陣がしのいだ。移動日を挟み29日の第6戦から、再び神宮に舞台を移す。

 屈辱を力に変えた。1点を勝ち越された直後の6回2死二、三塁。4番手でマウンドに立った阿部は山田をカットボールで中飛に仕留めた。続く7回も1死二、三塁のピンチを招いたが、冷静に中村を遊ゴロに料理。なおも2死二、三塁からサンタナをスプリットで空振り三振に抑えると、右拳を握り、雄たけびを上げた。

 「一番駄目なのは一発。高さだけは注意して投げた。絶対にやり返さないといけないと思っていた」

 前回登板だった23日の第2戦(神宮)では、勝利目前だった3点リードの9回、内山壮に同点3ランを浴び、悲劇のドローを招いた。シーズンを通し、わずか3失点で防御率も0・61だった右腕が痛烈なヤジを浴び、ネット上でも容赦ない誹謗(ひぼう)中傷を受けた。救ってくれたのは「気にするな、下を向くな」と次々に声をかけてくれたチームメートだった。

 都内のホテルに帰ってからもベテラン安達から「ここまで来られたのは阿部ちゃんのおかげやから、しっかりやり返そう」とLINEが届いた。自身のSNSにもファンから激励の言葉が相次ぎ、リベンジの思いを込めた。

 8回は平野佳、9回はワゲスパックが完全リレーでつなぎ、サヨナラ勝利につなげた。前日(26日)にイニングをまたいだ宇田川、山崎颯の剛腕コンビが休養でベンチを外れる中でもブルペンが躍動。中嶋監督は「阿部がピンチを抑えましたし、みんなで勝ったのかなと思います。抑えるのがあいつ(阿部)のやり返し方でしょうし、仕事なので」と変わらぬ信頼を明かした。リーグ屈指の投手陣は強力打線にひるまず立ち向かっていく。(表 洋介)

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