11月10日の18時から、京セラドーム大阪でオリックスと千葉ロッテの「パーソル CS パ」ファイナルステージ第1回戦が行われる。アドバンテージの「1」勝を保持するオリックスが一気に優位に進めるか、千葉ロッテがまず五分に戻すか。ステージの行方を大きく占う初戦の見どころを紹介する。

【今季対戦成績】オリックス（1位）対千葉ロッテ（2位）10勝10敗5分

【オリックス】山本由伸投手 26試合18勝（リーグ1位）5敗 206奪三振（同1位）、防御率1.39（同1位）、勝率.783（同1位）
【千葉ロッテ】石川歩投手 12試合6勝3敗、防御率3.38

　オリックスの初陣を託されたのは、山本由伸投手。山本投手は今季、ペナントレースで自身15連勝を挙げると「投手4冠」を達成。その活躍ぶりは球界を圧倒した。自身としては初めての「パーソル CS パ」となるがペナントレースと変わらない投球を見せることができるか。

　しかし、立ちはだかる千葉ロッテ打線は山本投手にとって強敵だ。今季、山本投手から唯一「2」本塁打を放っている主砲のレアード選手を筆頭に、荻野貴司選手、藤岡裕大選手ら対戦打率が3割を超える選手が待ち構える。（対戦成績詳細は【難攻不落のエース・山本由伸。攻略の糸口をつかむのは幕張の戦士たちか】でチェック）両軍ともに悲願の日本一へ。挑戦権を得るためにいきなり大きな山場を迎えることになりそうだ。

文・小野寺穂高