10月7日、ヤフオクドームで福岡ソフトバンクと楽天の「パーソル CS パ」ファーストステージの第3戦が行われる。第2戦では福岡ソフトバンクが点の取り合いを制し、対戦成績を1勝1敗のタイに戻した。この流れのまま福岡ソフトバンクが連勝を飾るか、それとも楽天が下剋上への最初の関門を突破するか。敗れたらその瞬間にシーズンが終了する、運命の大一番の見どころを紹介していきたい。
【今季レギュラーシーズン対戦成績】
福岡ソフトバンク→13勝12敗 楽天→12勝13敗
【「パーソル CS パ」対戦成績】
福岡ソフトバンク→1勝1敗 楽天→1勝1敗
【福岡ソフトバンク】高橋礼投手 23試合12勝6敗 143回 73奪三振、防御率3.34
【楽天】岸孝之投手 15試合3勝5敗 93.2回 86奪三振、防御率3.56
福岡ソフトバンクの先発は高橋礼投手だ。レギュラーシーズンでは千賀滉大投手に次ぐチーム2位の勝ち星を挙げ、自身初の規定投球回にも到達する飛躍のシーズンを送った。2018年にシーズン0勝ながらファイナルステージ第5戦の先発に抜擢され、好投を見せてから早1年。先発陣の軸の一人として迎える一戦で、確かな成長の証を見せられるか。
打線では柳田悠岐選手が3安打1本塁打2打点と活躍し、ポイントゲッターとしての役目を果たした。1回と3回には勝ち越された直後に同点打を放っており、試合全体の流れを引き戻す存在感は流石といったところ。状態を上げつつある3番打者がこの試合でも打線をけん引すれば、チームの連勝とファイナルステージ進出も自ずと近づいてくるはずだ。
対する楽天の先発は岸孝之投手。レギュラーシーズンでは故障に苦しみわずか3勝と本領を発揮しきれなかったが、2008年の日本シリーズMVPをはじめ、ポストシーズンでの豊富な経験と実績は大きな武器になりうる。福岡ソフトバンクは今季3試合に登板して防御率5.19と苦手にしていたが、この大一番でチームを次のステージに導く快投を披露できるか。
野手陣では島内宏明選手に注目だ。ファーストステージでは2試合続けて1番打者として起用され、6日の試合では1安打2四球とチャンスメーカーとして出塁している。2試合で5安打3本塁打6打点と絶好調の3番・浅村栄斗選手にチャンスで回すためにも、トップバッターの働きが試合のカギを握る可能性は高い。
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