1イニング6得点の猛攻を披露。埼玉西武がオープン戦最終戦を制す

パ・リーグ インサイト

2018.3.25(日) 16:55

埼玉西武ライオンズ・山川穂高選手(C)SEIBU Lions
埼玉西武ライオンズ・山川穂高選手(C)SEIBU Lions

3月25日、横浜スタジアムで行われた横浜DeNAと埼玉西武のオープン戦。前日までメットライフドームで2連戦を戦った両チームは、場所を移してオープン戦最終戦を迎える。埼玉西武・ウルフ投手、横浜DeNA・飯塚投手の先発で試合は幕を開けた。

ウルフ投手が2回までに2本塁打を浴び、2対0と横浜DeNAがリードした状態で試合は中盤に突入する。

埼玉西武の反撃は5回表だった。4者連続の四球で1点を返すと、なおも無死満塁の場面で3番・浅村選手が同点打。続く山川選手も勝ち越しの適時二塁打を決め、さらに1死2,3塁からは6番・外崎選手と7番・メヒア選手が連打を放って追加点を挙げる。これでスコアは6対2となり、この回一挙6得点を奪った埼玉西武が、一転してリードを握った。

逃げ切りたい埼玉西武だったが、2番手・武隈投手、3番手・ワグナー投手が失点し、6対4と2点差に詰め寄られる。しかし、小刻みな継投でそれ以上の反撃は許さず。救援陣の粘りで2点リードを守り切った埼玉西武が、6対4でオープン戦最終戦勝利を収めた。

オープン戦を勝ち越しで終えた埼玉西武だが、先発・ウルフ投手は3回2失点、シーズンでの先発起用が予想される2番手・武隈投手も2回2/3を投げて1失点と、先発陣の不安は拭えず。レギュラーシーズンに向けて、彼らの奮起に期待したいところだ。

一方で野田投手、平井投手、増田投手と、終盤に投げた3投手はいずれも無失点に抑える上々の内容。打線も1イニングに6得点を奪う爆発力を見せ、開幕への景気づけとなる勝利となった。

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