埼玉西武・森が見せた執念のヘッドスライディング 辻監督も「必死だよ」

Full-Count

2019.9.22(日) 18:26

埼玉西武・森友哉※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)
埼玉西武・森友哉※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)

6回の打席でパ・リーグ首位打者がセーフティーバントを試みる

■楽天 7-5 埼玉西武(22日・楽天生命パーク宮城)

 埼玉西武が勝利への執念を見せたが、一歩及ばなかった。22日の楽天戦(楽天生命パーク宮城)。5点ビハインドの8回に中村、外崎の2者連続本塁打で3点を奪い、2点差に詰め寄ったが、追い越すことはできずに敗戦。2位福岡ソフトバンクが勝利したため、15日に優勝へのマジック「9」を点灯させてから初の足踏みとなった。

 初回に森のソロで先制した埼玉西武だったが、楽天先発・石橋の前に5回まで4安打と封じられていた。テンポよく投げ込んでくる右腕に対して、なかなか攻撃の糸口を見つけられずにいた。苦しい状況の中で、6回には先頭の森がセーフティーバント。結果的にはアウトだったが、ヘッドスライディングで一塁へと滑り込み気迫を見せた

「必死だよ。あいつがそういうことをするのだから、よっぽど気持ちが入っていたんだろう。チームとしてもみんなそう思うだろうし、そういう気持ちでやっている」と辻監督。試合後、報道陣から「チームを鼓舞するためのプレーか?」という質問を受けた森は「はい。そうですね」と多くは語らなかった。

 4番・中村は8回に30号2ランを放ち、4年ぶりに30本塁打を達成した。しかし、勝利に繋がらなかったこともあり、主砲は「今日はノーコメント」と口数少なく球場を後にした。残り3試合で優勝へのマジックは「3」。福岡ソフトバンクが1ゲーム差に迫る中、昨年の覇者が執念でリーグ2連覇へ駆け抜ける。

記事提供:Full-Count

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