メットライフドームで行われた埼玉西武と横浜DeNAの一戦は、オープン戦最後の3連戦初戦にあたる。
埼玉西武の先発マウンドに上がるのはエース・菊池投手だ。14日の中日戦は1回21球で降板し、のちに寝違えだったことが判明したが、その不安を拭い去るためにも快投が期待される。対する横浜DeNAの先発は石田投手である。
初回、菊池投手が2奪三振を含む3者凡退で完璧な立ち上がりを見せると、その裏、いきなり埼玉西武打線が爆発した。2死から3番・浅村選手が低めの球をすくい上げて先制弾をかっ飛ばすと、続く山川選手も変化球をはじき返して左翼席中段に運び、5番・中村選手も3ボールから大きなアーチを描く。クリーンナップの3者連続弾で、埼玉西武が3点を先制した。
その後も菊池投手が危なげなく横浜DeNA打線を抑え込み、試合の主導権を渡さない。5回裏には1死から9番・金子侑選手が二塁打で出塁し、2死2塁から2番・源田選手が適時三塁打を放つ。鮮やかな攻撃で1点を追加し、4対0とリードをする埼玉西武が優位に試合を進めた。
結局、菊池投手は5回2安打5奪三振無失点という内容で降板。手応えを感じたようで「開幕に向けて自信を深められました」と笑顔でコメントした。
試合終盤、埼玉西武打線は横浜DeNA中継ぎ陣を攻めあぐね、追加点を挙げられず。しかし埼玉西武中継ぎ陣が無失点リレーをつなぎ、4点リードを守り抜いた。
9回表を増田投手が締め、試合は4対0で埼玉西武が勝利。結果的には横浜DeNA打線を3安打無得点に抑え込み、埼玉西武打線も5安打4得点と効率よく得点を重ねた。投手陣も盤石で、良い形で白星スタートを切ったと言うことができるだろう。
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