中村剛也が通算20本目の満塁弾。主砲の一振りで埼玉西武が楽天との初戦を制す

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2019.9.6(金) 21:16

埼玉西武ライオンズ・中村剛也選手(C)パーソル パ・リーグTV
埼玉西武ライオンズ・中村剛也選手(C)パーソル パ・リーグTV

 9月6日、楽天生命パーク宮城で行われた楽天と埼玉西武の第18回戦は、5対4で埼玉西武が勝利。満塁男・中村剛也選手が、自身の持つ日本記録を更新する通算20本目の満塁弾を放ち、埼玉西武が連勝を「4」に伸ばした。

 先手を打ったのは楽天だった。1回裏、3番・浅村栄斗選手が死球で出塁すると、続くブラッシュ選手が埼玉西武の先発・今井達也投手から30号2ランを放ち、2点を先制。「後ろにつなぐことを考えて打席に入ったよ。しっかりコンタクトできたね」と笑顔でコメントした。

 追う埼玉西武は3回表、木村文紀選手、金子侑司選手の連打などで1死満塁と絶好のチャンスを作ると、源田壮亮選手が犠飛を放ち1点を返す。続く森友哉選手の内野安打で再び満塁とすると、中村剛也選手が楽天の先発・弓削隼人投手から放った打球は、左翼席に飛び込む28号満塁弾に。自身の持つ日本記録を更新する通算20本目のグランドスラムで、埼玉西武が5対2と逆転に成功した。

 食らいつきたい楽天は5回裏、四球や島内宏明選手の右前打などで2死満塁の好機を得ると、銀次選手の右翼への適時打で2点を返し、4対5と1点差に迫る。

 リードする埼玉西武は、6回以降小刻みな継投で楽天打線に的を絞らせず。9回裏は、守護神の増田達至投手が3者凡退に抑え、5対4で試合終了。
 
 勝利した埼玉西武は、先発の今井投手が5回4失点も、援護に恵まれ7勝目。満塁での打率5割超の中村剛也選手が通算20本目の満塁弾を放ち、中継ぎ陣も無安打リレーで1点差を守り切った。敗れた楽天は、先発した弓削投手が5回4安打6奪三振2四球5失点。打線は1点差まで詰め寄るものの、6回以降は無安打と沈黙した。

文・粟盛優佳

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