弓削隼人(ゆげ・はやと)/投手
#23/1994年4月6日生まれ
193cm・105kg/左投左打
佐野日大高校、日本大学、SUBARUを経て、2018年ドラフト4位で楽天に入団。大学・社会人時代は、先発・中継ぎの両方で活躍した。恵まれた体格を持つスリークォーターで、最速147キロの直球と、カットボールを筆頭とした「変化が小さく、スピードが速い」変化球のコンビネーションが持ち味だ。
2019年4月4日の北海道日本ハム戦でプロ初登板。5回途中1失点とまずまずの成績を残したものの、勝利投手の権利を得る直前でピンチを招いて降板した。その後はファームで好成績を残し、7月30日の北海道日本ハム戦で2度目の先発マウンドに上がる。すると9回、被安打2、無失点の快投でプロ初白星・初完封を挙げた。
8月6日の埼玉西武戦でも、7回無失点の圧巻の投球で2勝目を手にし、早くも自身の立場を確立しつつある左腕。2019シーズンは、3勝3敗、防御率3.74と1年目にしてはまずまずの成績を残した。2020年は開幕2連勝スタートを切り、7月終了時点で6試合、防御率2.94と好投を見せたが、その後は調子が上がらず。2回途中で降板した8月25日の試合を最後に、一軍から離れた。
2021年は、MLBから古巣に戻ってきた田中将大投手をはじめ、則本昂大投手、岸孝之投手、涌井秀章投手といった実績十分の選手たちと先発ローテーションを争うことになる。ドラフト1位ルーキー・早川隆久投手とともにフレッシュな先発左腕として、ベテランに負けじとアピールしたい。
【2020年一軍成績】
10試合3勝2敗 50.1回 34奪三振、防御率5.01 WHIP1.53
(2021/2/2 追記)
文・吉田貴
弓削隼人投手をもっとよく知るために。パ・リーグ インサイトの過去の記事
・楽天・弓削隼人が完封でプロ初勝利。下水流昂が移籍後初ホームランで援護
この日は打たせて取る投球で北海道日本ハム打線を翻弄し、9回101球、2安打1四球4奪三振無失点でプロ初勝利・初完封。4回以降は無安打に抑える完璧な内容だった。
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