鷹・内川、貴重な2ラン 楽天岸と相性抜群も…理由は「分からない。分かりたい」

Full-Count 藤浦一都

2019.9.3(火) 23:35

福岡ソフトバンク・内川聖一※写真提供:Full-Count(写真:藤浦一都)
福岡ソフトバンク・内川聖一※写真提供:Full-Count(写真:藤浦一都)

岸とは試合前まで5打数5安打1本塁打「追い込まれたのが逆によかった」

■福岡ソフトバンク 3-2 楽天(3日・ヤフオクドーム)

 福岡ソフトバンクの内川聖一内野手が3日、楽天戦の4回に12号2ランを放った。リードを3点に広げる一発だったが、終盤に1点差に迫られただけに、結果的には値千金の一打となった。

 1点リードの4回、グラシアルがバットを折りながらもライト前ヒットを放って出塁。打席に入った内川はファールと空振りで簡単に追い込まれたが、ボール球を2つ見送り、1球ファールとしたあとの6球目を振り抜くと、ボールはレフトスタンドへと吸い込まれた。

「追い込まれていたのが逆に良かった。コンパクトに打とうと思った」

 この試合の前まで、楽天の岸孝之に対して5打数5安打1本塁打と抜群の相性。初回の2死満塁での打席は内野フライに打ち取られたが、2打席目ではきっちりと相性の良さを示して見せた。岸との好相性の理由については「わからないですね。それがわかっていれば他の投手も打ってるはず。わかりたいです」とした。

 そして内川は、改めて残り20試合の向き合い方について熱く語った。

「現実的に残り1か月になってチラチラと優勝が見えているので、周りの人は気持ちの入り方が違うのかとか言いますけど、開幕してまだ優勝が見えない時期から『負けてもいい』と思ってやっている試合はないし、ずっと『勝ちたい』と思ってやっている。周りの状況に惑わされずに、目の前の1試合、1打席に集中してやっていきたい。去年は70試合くらいしか出ていないので、70試合を超えたあたりからしんどさを感じることはあった。でも疲れているのは僕だけではないし、それを乗り越えて1年間戦った証を残したい」

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

記事提供:Full-Count

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