同期入団で同級生の2人、栗山は「ホームランボールくれなかったな。憎いですよ」
■埼玉西武 5-1 オリックス(3日・ほっと神戸)
埼玉西武の中村剛也内野手が3日のオリックス戦(ほっと神戸)で初回に荒西から先制の26号2ランを放ち、チームの勝利に貢献した。
荒西の投じた143キロ直球を弾き返すと、打球は詰まりながらも相手中堅手が見上げたフェンスの先へ落ちた。この日は中村と同期入団で同級生の栗山の36歳の誕生日で、中村が栗山の誕生日当日に本塁打を放つのは実はこれで6本目。中村はそのことを聞かされると「そんなに打ってるの?」とやや驚きの表情を見せたあとで、「その(祝う)気持ちが、打球を押してくれたんだと思います」と笑った。
当の栗山も9回に貴重な追加点となる適時打を放ち、地元で迎えた自らの誕生日に華を添えた。栗山は「僕にとっては(適時打は)いつも嬉しいけれど、ファンの皆さんが楽しみにしているところで1本出せてよかった」と喜んだ。栗山の誕生日当日に中村が放った本塁打が6本目ということを伝えられると、「まじっすか。ホームランボールくれなかったな。憎いところですよ」とニヤリ。18年間ともにチームを支えてきた中村と栗山の”骨牙コンビ”が逆転Vへチームを牽引する。
(安藤かなみ / Kanami Ando)
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